メモリーは多い程良い?
メモリーはパソコンにおいて重要なパーツと言えますが、多ければ多い程良いとは限りません。
メモリーてそもそも何?
パソコンの世界において、メモリーはCPUの次に重要とも言えるパーツと言ってもいいでしょう。CPUが頭脳だとすれば、メモリーは作業台みたいな物と考えていただければ、分かりやすいかもしれません。
そんなメモリーは、多ければ多い程作業台が大きくなるので、重たいプログラムをたくさん開いても、動作が快適になります。要するにメモリーを増やせば、パソコンがフリーズする可能性が低くなると言えます。
近年はメモリーの価格も下落しており、4GB以上の大容量メモリーもそれ程価格を気にする事なく、増設したり、BTOでカスタマイズ注文する際にもメモリーを多めに搭載する事が出来るようになりました。
大容量メモリーの落とし穴
しかしいかに大容量のメモリーを搭載しても、それをすべて使う事が出来ないケースが存在します。
それは、OSが大きく関係しています。現在市販されているWindows 7には32Bit版と64Bit版の2つが存在します。両者の違いは前者はメモリーを最大でも3GB半程しか認識できない反面、あらゆるソフトとの互換性が高いというメリットがあります。後者は互換性がやや損なわれるものの、メモリーを10GB以上搭載可能で、広大なメモリー領域を確保できます。
したがって、32Bit版のWindowsを搭載している場合は、いくら4GB以上の大容量のメモリーを載せても、OS(OSが認識できないというだけで、OSに依存しないソフトなどは余ったメモリーを使う事が可能)がすべて使い切る事は出来ないので、その点は頭に入れておく必要があります。
全体のバランスも重要
BTOでカスタマイズ注文する場合は、メモリーだけ多く積んでも、CPUなどの性能が低い場合、メモリーの多さを活かしきれないという事も考えられます。
ですので、メモリーの量は自分がする主にする作業を考えて、決めると良いでしょう。インターネットやメール、音楽や動画を見ると言う程度なら、メモリーは4GBもあれば、ほとんどの場合、事足りるでしょう。
逆にオンラインゲームや動画・画像編集をメインに考えているのならば、8GB以上のメモリーを確保しておいた方が作業が快適に進むでしょう。