BTOパソコン購入指南トップへ

そもそもGPUとは

 そもそもパソコンにおけるGPUの働きは、何もオンラインゲームをする時だけに発揮されるという訳ではありません。

近年はGPUをゲームなどだけではなく、その他の一般的な作業にも活用しようとする流れが主流になりつつあります。その最たる例が、動画再生でしょう。今までは動画共有サイトの動画やDVDやBDを視聴する際に、CPUのみで処理するというのが主流で、CPUの使用率が異常に高くなり、その他の作業が滞る事がありましたが、現在ではGPUがCPUの補助をするシステムが一般的になりつつあり、動画を再生していてもCPUへの負担を軽減できるので、動画を見ながら他の作業も快適に出来るようになりました。

したがっていかにエントリークラスのパソコンでも、GPUの性能は無視できないようになっているのです。

内蔵GPUと外部GPU

 GPUの種類には、主にチップセットもしくはマザーボード、CPUに統合する形で搭載される、内蔵GPUと文字通りチップセットから独立して搭載される、外付けGPUがあります。

言うまでもなく、ほぼ同じ世代なら内蔵GPUよりも、外付けGPUの方が性能が高いと言えます。しかし、消費電力や発熱量に関して言うと、内蔵GPUの方が消費電力や発熱量は外付けGPUよりも低い傾向にあります。

したがって、普通にメールやインターネット、動画や音楽の視聴がメインなら、内蔵GPUでも充分に事足りるでしょう。逆に言えば、オンラインゲームや画像・動画編集をほとんどしない場合は、外付けGPUを搭載する理由はないでしょう。

NVIDIAかRadeonか

 GPUを提供しているメーカーは、内蔵GPUの場合、主にインテル(インテル HDシリーズ)とAMD(Radeon HDシリーズ)の2社になります。もちろん外付けGPUの場合この限りではありません。

外付けのよりハイエンドなGPUについては、NVIDIAのGeForceシリーズとAMD(GPUメーカーのATIを買収した)のRadeon HDシリーズの2つと言えるでしょう。

両者の違いを端的に言えば、同じセグメントのGPUの場合、AMDのRadeon HDシリーズに比べて、NVIDIAのGeForceシリーズは発熱や消費電力という点については、やや劣ると言われていますが、絶対的な性能については、AMDのRadeon HDシリーズよりも高いと言われています。

ただ最近のトレンドは、ノートパソコンではAMDのRadeon HDシリーズを採用するメーカーが増えてきています。デスクトップパソコンのBTOについては、ショップブランドでは最新のファイナル・ファンタジーなどの3Dゲームのタイトル推奨モデルなどでは、NVIDIAのGeForceシリーズを推すショップが多い傾向にありますが、それ程大きな負荷を必要としない3Dタイトルの推奨モデルでは、コストパフォーマンスや発熱・消費電力の関係を考慮し、AMDのRadeon HDシリーズを推すショップもあるようです。

結論としては、絶対的な性能を取るなら、NVIDIAのGeForceシリーズを価格や発熱・消費電力を重視するなら、AMDのRadeon HDシリーズの方が無難と言えるでしょう。ノートパソコンの場合は、NVIDIAのGeForceシリーズを採用するメーカーが少ないので、外付けGPUを選択するとなると、必然的にAMDのRadeon HDシリーズになる可能性が高くなるでしょう。


スポンサードリンク




BTOパソコン買うのに必要なPCパーツの知識

リンク集や管理人の紹介
  • このサイトについて
  • 管理人の紹介
  • リンク集
  • サイトに関するお問い合わせや相互リンク申し込みについてはこちらのメールフォームまで
  • サイト内で公開している文章及び画像には全て著作権があります。複製、再配布等はご遠慮下さい。

ページのトップへ戻る

inserted by FC2 system